楽天証券に口座開設して日経新聞を解約した話

目次

 

前置き

私は日経新聞を購読している。

紙面は取っておらず、スマートフォンタブレットで閲覧しているのだが

料金は4,200円/月と、決して少なくない金額だ。

購読開始のきっかけは

社会人になったタイミング

当初はとっつきにくい印象であったが

今では1日1時間程度、新聞を読んでいるように感じる。

そんな日経新聞であるがこの度解約することとした。

理由は楽天証券付帯の『日経テレコン』というサービスで

同一の記事が無料で閲覧できるからだ。

同サービスの内容と日経新聞電子版の閲覧性を比較した結果

解約しても差し障りないと判断した。

今秋に消費税増税を控える今日

生活費を20万円と仮定すると4,000円はその2%

増税分の節約を実施する場合

固定費の削減は

例えば飲み会を毎月1回切り詰めることと比較して

確実な方法といえよう。

 

日経新聞読者の割合

私のように日経新聞を購読している人はどの程度いるのだろうか。

ググると日経メディアデータという出典に遭遇した。

https://adweb.nikkei.co.jp/paper/data/pdf/nikkeimediadata.pdf

上記によると

2019年1月時点での読者数は

296万人である。

また、総務省統計局の発表している平成27年国勢調査によると

日本の世帯数は

5,340万世帯ということだ。

統計値の扱いに慣れていないのでご容赦いただきたいが

大きく見積もって5.5%の購読率ということであろう。

以前、業務上、他人の生活費の内訳を見ることあったのだが

新聞を取っている人が思ったより少ないことを知り驚いた経験がある。

もちろん、顧客属性が老若男女の偏りがあり

日経新聞を購読しているかどうかまでは分からない。

あくまでなんとなくではあるが

日経新聞の購読率が5.5%という数字は納得できる。

 

日経新聞楽天証券版について

普段、スマートフォンなどで

日経新聞電子版を読んでいると

楽天証券版の日経新聞(正確には日経テレコン)のUIはいまひとつに感じる。

日経新聞電子版は紙面イメージをそのまま読むような感覚だ。

ことiPad使用時は、端末のサイズ感にもよるが

紙の新聞を読むのと大差ない感覚で読むことができる。

紙面イメージをそのままスマートフォンで読むのは正直厳しいのだが

記事をタップすることで横書きのテキストを表示させることが可能だ。

紙面に表や写真が挿入されている場合も

スマートフォン用に最適化されて表示されるので

スマートフォン日経新聞を読む際はこのテキスト表示機能を多用している。

一方日経テレコンの方にはそもそも紙面表示がなく

それぞれの記事の見出しリンクが上から順番に行形式で表示されているだけだ。

このこと自体に不自由は全く感じない。

そして記事の見出しリンクをクリックすると、本文が表示されるのだが

残念なことに、写真や表が挿入されている記事でもテキストしか表示されない。

それでは、写真や表はどうやって閲覧するのか。

今のところ、本文表示の下部に個別記事のpdf紙面のリンクがあるので

そちらで閲覧可能なようだ。

実際に読むと当然なのだが、表のある記事をテキストのみで内容理解するのは難しい。

つまり、この点において有料の日経新聞電子版が優れており

無料の日経テレコンが不便なのである。

何でも、楽天証券用の日経テレコンと本物の日経テレコン

厳密には仕様が異なるそうなので、本物(?)の方はその辺りの問題が

解決済みなのだろうか。

無論私自身は、無料利用前提なので関係のない話ではあるが。

不便さという観点では、この他にもある。

会社の人事異動等の記事も1記事として見出しに出てくるため

1面や2面を閲覧するときは関係ないのだが

中盤に差し掛かると画面一面人事異動のターンがしばらく続いてしまう。

細かい点ではあるがうっとおしい限りである。

とはいえ、私の利用している料金プランでは閲覧できなかった

産業新聞やMJも読むことができたり、お得な部分もある。

 

そして解約へ

まとめとして

コンテンツは4,200円版より豊富だが、UIが今一歩という整理とした。

月額4,200円を上回るコンテンツが無料で利用可能なのであれば

即解約してめでたしめでたしと言いたいところであるものの

正直、一般心情として日経新聞電子版アプリはかなり使いやすく

何も解約までしなくても良いのでは、と踏みとどまる感情を禁じ得ない。

根拠なく普遍的な表現を取れば

恐らく人が付加価値を感じカネを払うのはこのような些細な差異に対してなのだ

ということであろうか

今回は冷静に考えて、無料と4,200円の差が甚だしいため

日経新聞電子版は解約することにした。

勿論もう解約したのだが、日経テレコンでの新聞購読にはやはりストレスを感じる。

もともと別の新聞を購読している人にとっては

楽天証券に口座開設したくなるような、素晴らしい付帯メニューなのではないだろうか。